「目の充血」「まぶしい」「目が痛い」「視力低下」「飛蚊症(蚊や糸くずが飛んでいるように見える症状)」「目がかすむ」「物が小さく見える」などの目の症状を自覚したときは、速やかに眼科を受診すべきである。

この症状、実は「ぶどう膜炎」の代表的な自覚症状。ぶどう膜とは「虹彩」「毛様体」「脈絡膜」の総称。虹彩はカメラに例えると絞りにあたる。毛様体は水晶体の厚みを調節して焦点を合わせる筋肉で、目の血液である房水も産生している。そして、脈絡膜はフイルムにあたる網膜に酸素と栄養を供給する。ぶどう膜炎はぶどう膜に起こる炎症で、炎症が長く続くと視力障害が残ったり、白内障や緑内障を起こしたり、最悪のケースでは失明に結びつく。だから、早期に発見し、的確な治療を受けるのが大切である。