なぜスズキの株価は力強く回復したのか
企業が危機に直面したとき、トップの振る舞いは厳しく問われる。軽自動車の燃費不正問題では、スズキと三菱自動車工業の違いに驚かされた。国が定めたルールを守らなかった点は同じだが、責任を一身に受け止めて頭を下げ続けたスズキの鈴木修会長は男を上げ、日産自動車との資本提携で会心の笑みを見せた益子修会長は評価を下げた。
資本・業務提携の共同会見で握手を交わすカルロス・ゴーン日産自動車社長(左)と益子修三菱自動車会長(5月12日/時事通信フォト=写真)。
「企業規模からして私1人で見ることは不可能になったと数年来、考えていた。結果的に問題が出たことはその表れだ。反省している」「私がCEOの時代に法令違反という大きな問題が発生した。責任は重い」
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