▼2位:なんのために働くのかがわからない
「人間にとって『暇』ほど耐えられない状況はない。そして、大人になっても働かずにいれば、毎日暇で暇で仕方がない。少し乱暴な言い方かもしれないが、人は暇を持て余さないために『やりがい』や『生きがい』を求めて働くのだ」(税理士法人タカイ会計代表社員税理士・高井興氏)
「人が働くのは、食べていくためであり、生きていくため。今は親がしてくれていることをこれからは自分一人でしていかなくてはいけないのだから、働くのは当然のことだ。『なぜ?』と感じるのは、働きたいと思える面白い仕事を知らないからかもしれない。いろいろなバイトをして、お金を稼ぐ経験をすると、そんな疑問は吹き飛ぶだろう」(PRマネジメント代表取締役・渡瀬裕哉氏)
「仕事の目的はお金だけではないが、お金があれば好きなことができる。働く=不自由なことだと思っているなら大間違い。自由を得るために働くのだ」(アパレル関係)
▼3位:なかなか内定が取れない
「自分にとって完璧な就職先でなくても、そのとき『ちょっと印象がいいな』と思える程度の会社に入れば十分。目の前に現れた機会を捉えて真面目に取り組んでいれば、見えてくるものがある。考えるばかりで何もしないよりは、まず行動したほうがいい」(珍樹園代表取締役・加藤雅也氏)
「私も就職氷河期に就活をしたので、その辛さは本当によくわかる。『何がいけなかったのだろう』とクヨクヨしがちだが、考えるだけムダ。すべてはご縁! 他人と比べて自分を追い込むとロクなことがないので、大学の友達と少し距離を置いてもいいかもしれない」(保険営業会社)
「面接官も人間だから、明確な基準があるわけではないはず。まずはSPIなど、努力で明確に点数を上げられる部分に注力しよう。そこだけ納得できたら、『あとは運だ』というくらいの大きな気持ちで結果を捉えたほうが、就活はうまくいく」(不動産投資会社)