一生懸命、丁寧に書いているのに、次につながらない手紙やメールが多い。商売を広げる文章と、ごみ箱行きの赤点文章の違いは何か。
感謝していることは何なのか明確に
例文集からそのまま抜き出したようなお礼状は、なんの印象にも残らない。印象に残るお礼状にするには、具体性が重要だ。感謝しているなら、どんなことに感謝しているのか、話を聞いて感動したというなら、どの話にどのように感動したのか、できるだけ具体的に書くのだ。
具体性を持ったお礼状であれば、「次にお会いするときには、こんな話も伺いたい」というように続けることもできる。受け取ったほうも、「なるほど。前回は私の話のこの部分がためになったようだから、今度はあの話をしてあげよう」とか「その話に関して私は門外漢だから、詳しい別の人を紹介してあげようかな」というふうに、きちんとリアクションを返すために、いろいろと考えてくれる。
ビジネスでお礼状を出すのなら、ただ単に感謝の気持ちを表すだけでなく、次につながるものにしたい。お礼状の送り主が何を求めているのかをはっきりさせることで、双方にとって実りある「次」へとつなげることができるのだ。
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(唐仁原俊博=構成 的野弘路=撮影)

