一生懸命、丁寧に書いているのに、次につながらない手紙やメールが多い。商売を広げる文章と、ごみ箱行きの赤点文章の違いは何か。
なぜ気持ちは伝わらないのか
メールでも手紙でも、ビジネス上のやり取りで一番大切なことは、要点が端的にまとまっていることと、目的が明瞭であることだ。私が社内の誰かにメールを出すときは、シンプルに「イエス」「ノー」といったことを伝える。もちろん社外や目上の人に対して便りを出すときには、丁寧な文章が必要になるが、その2点を念頭に置かなければ、どんなに言葉を尽くしても意味のある便りにはならない。
SBIホールディングス株式会社 代表取締役執行役員社長 北尾吉孝氏
メールと手紙をどう使い分けるかということで頭を悩ませる人も多いが、基本的にはどちらでもいいと思う。しかし早く自分の気持ちを伝える際にはメールが手っ取り早い。メールを頻繁にチェックされない方もいらっしゃるので、メールの後に手紙を送ったほうが確実だろう。
手紙を書くときに、字が汚いことを必要以上に恐れることはない。内容がしっかりしたものであれば、パソコンで書いて印刷したり、達筆な人に代筆してもらっても、十分に気持ちは伝わるものだ。ただし、どんな手紙であっても必ず署名だけは自筆で書くようにしたい。さらに自筆で一文付け足せば、気持ちはより伝わるだろう。
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