例年5月に短答式、8月に論文式の試験が行われる公認会計士試験。昨年11月に発表された2009年試験の合格者は前年比38.5%減の2229人に急減した。

この合格者抑制の方針を打ち出したのは、金融庁が招集している「公認会計士制度に関する懇談会」だ。その会では大学卒業を受験の要件にする案も出てきているという。

公認会計士の合格者を合格率の推移で見ていくと、06年まではおおよそ7~8%で推移してきた。ところが、07年と08年には合格率が大きく上がり、14.8%、15.3%と倍程度に増えている。同じ資格試験でこれほど変わる点については、「会計士の質の維持や環境整備なども踏まえた計画性に欠ける点もあるのでは?」という思いを抱かずにはいられない。

(構成=高橋晴美 図版作成=ライヴ・アート)