博報堂流
仕事第一。「合理性」追求の宴会時間術

「合理的な文系」とも評される博報堂。相手をもてなすも最優先するのは自分の仕事だ。

「合理性」追求の宴会時間術

【1】トレンドを押さえたネタを仕込めるだけ仕込む――「すべてをネタにする」のが広告会社のクリエーター。この日、中川氏が着ていた「LINEの社員からもらった」というTシャツ。はしごした3軒すべての店で「わー、Tシャツかわいい!」と相手との距離が1分で縮まった。

【2】酌は不粋! 基本は生ビールで――「酌は不粋」というのが「合理的な」「クリエーティブの博報堂」スタイル。酌が必要ないようビールの注文は生ビール中心だが、瓶ビールでも上長の「手酌でいこう」の一言で酌は不要。このほうがより会話が長く楽しめる。

【3】たとえ宴会中でも携帯電話は取るべし――「いかなるときも仕事が最優先」が社内の共通認識。宴会中でも電話を取って構わない。複数の案件を抱える社員ばかりなので宴会中であっても、時間をムダにしないよう、得意先対応やクリエーターとの連絡が優先される。

【4】「小僧プレー」でかわいがられるべし!――先輩の情報で店を予約し、先輩の好きな料理を注文。楽しい場づくりの仕込みが合格すれば「後はやっとくからもう酔っていいよ」と言われることも。愛情を伝えておくことで、宴会中やその後の仕事がうまく進む。

ネットニュース編集者 PRプランナー 中川淳一郎
博報堂CC局(現在の戦略PR局)出身。ビールの消費量は年間1000リットル(推定)。
 
(落合星文=撮影)
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