漫画家
うえやまとちさん

1954年、福岡市生まれ。講談社・週刊「モーニング」の新人賞で、料理が得意で家庭的な父親を主人公にした『クッキングパパ』が入賞。85年5月より連載が始まり、空前の大ヒットに。今年連載30周年を迎え、単行本は6月に132巻が刊行予定。講談社の最長連載漫画となる。「料理ができる男性はかっこいい」という時代の流れを先取りした作品でもある。おいしい料理を食べながら、家族や友人が幸せになる作風は、著者のほんわかした人柄がにじみ出ている。ほかの代表作は『大字・字・ばさら駐在所』など。
 

毎回『クッキングパパ』で取り上げる料理は、家族や友人、近所の知り合いなどから、最新の情報を教えてもらったり、実際にお店で食べたりして、自分の舌で感じたものの中から、決めています。

試作するために、店主にプロの味を「家庭で作るにはどうしたらいいですか?」と尋ねると、結構教えてくれたりするんです。「お店はこうだけど、家庭だったらこの缶詰を使えばいいよ」みたいに。