「手続きすれば、2000円払うだけで数万円の商品が手に入る」ふるさと納税は、そんな夢のような制度だ。1億円を目指すなら、こういう「必ず得する話」は見逃してはいけない。

新しい形の特典も続々登場

寄付額30万円以上の規模となると、驚きの「高額品」が特典となることも珍しくない。

たとえば、電動アシスト自転車、キヤノンの最新型一眼レフカメラ。極めつきは100万円の寄付でもらえる、宮崎県都城市の焼酎「黒霧島」1年分。なんと一升瓶で365本も送られるのだ。

さらに、最近は新たな特典提供の動きも活発だとふるさと納税の達人、金森重樹さんは言う。

「昨年、長崎県平戸市が最も多く寄付を集めることができたのはその特産品の質が良かったこともありますが、寄付額に応じてポイントを発行し、それを貯めて翌年以降もそれを使うことができる仕組みにしたことが大きい。いわば永久ポイントのようなもの」

また、新しい動きとして、ふるさと納税とは異なるが、「ふるさと旅行券」を発行する自治体が出始めた。なかには割引率最大50%の旅行券を発行するところも。

「だから、今後、このふるさと旅行券と、30万円コースでご紹介したふるさと納税の商品券(http://president.jp/articles/-/16099)を併用する形で、賢く楽しむのが次のトレンドになるかもしれません」