ずっと薬を飲んでいるのに一向に治らない──。もしかしたら診断とは違う病気なのかもしれません。この記事はあなたのセカンド・オピニオンになります。

※「頭・顔・上半身編」(http://president.jp/articles/-/15629

コメンテーター(敬称略)
日本赤十字医療センター副院長 血液内科部長 鈴木憲史
日本赤十字医療センター血液内科 壹岐聖子、池田昌弘、飯塚聡介
帝京大学医学部外科 新見正則

下半身編▽単なる頻尿だと放置していたら思わぬことに

▼腰が痛い→骨粗鬆症?
実は……骨髄腫
「腰が痛いと整骨院に行く人が多い。あるいは医者に行っても、骨粗鬆症と診断されやすい。しかし実際は骨髄腫で、マッサージを受けているうちに症状が悪化し、透析や抗がん剤治療が必要になることも。腰痛以外に貧血や腎機能の低下があれば要注意」(鈴木)

▼トイレが近い→前立腺肥大?
実は……心房細動
「頻尿は前立腺肥大と診断されるケースが多い。ただ、糖尿病や発作性の心房細動で頻尿になることも。泌尿器科でも血液検査をするので糖尿病はわかりやすいが、心房細動は見過ごされやすい。放置すると脳梗塞になりやすいので要注意」(壹岐)

▼血便が続く→痔?
実は……大腸がん
「血便が続くと、まず疑われるのは痔だ。しかし、大腸がんでも便に血が混じり、同じように残便感がある。痔は鮮やかな色の血、大腸がんは黒っぽい血で便のまわりにつくのが特徴。肛門から遠い部位の出血は黒くなる。大腸内視鏡で検査してもらおう」(新見)

▼痔を繰り返す→普通の痔?
実は……クローン病
「クローン病は潰瘍性大腸炎同様、腸の炎症性疾患で比較的若い年齢層に多い。痔を合併するのが特徴で、普通の痔と間違われ何度も手術を受けている例も少なくない。若い時期から治りにくい痔があったらクローン病を考えるべき」(壹岐)

▼長く歩けない→年のせい?
実は……脊柱管狭窄症
「ゴルフで1時間以上歩けなくなると、脊柱管狭窄症のおそれも。脊柱管には土管のような穴があって神経が通っているが、それが狭くなって神経痛のようになり歩けなくなることがある。手術すれば治る。放置しないで、病院で診てもらったほうがいい」(鈴木)