生活改善リスト
食塩と夜のお楽しみはほどほどに
▼塩分と血圧の関係は個人差が大きいが、高齢者、高血圧家系の人は減塩を
塩分を摂ると血圧が高くなる。ただ塩分の感受性には個人差があり、同じ量でも上がる人と変わらない人がいる。現在、日本人の1日の塩分摂取の目標値は、男性10g未満、女性8g未満(高血圧症では、6g未満)。では、お勧め食材をいくつか。保存食なのに塩が含まれていない納豆はコレステロールも少ない健康食品。毛細血管を強くするビタミンPを含むダイコン。減塩効果をもつクエン酸を含むレモン、血圧を安定させる牛乳なども積極的に口にしよう。
▼不倫に変態……刺激の強いプレイはあの世に昇天
興奮すると上昇する血圧。ってことは、セックスはNG? 確かに行為中、血圧は上がるが、行為後は副交感神経が優位になり、むしろ血圧を下げる効果がある。ただし、あまり刺激が強い長時間のプレイは、心臓や脳の血管に負担をかけ、本当に昇天してしまう危険も。
▼いつでもどこでも誰でもできる
高血圧気味の人には、急激に血圧をあげる筋トレ(無酸素運動)は向かない。やはり有酸素運動がお勧めだが、ウオーキングはもっともお手頃だろう。散歩ではないので、正しいフォームでそれなりのスピードでリズミカルに。1回50分週3回を目指したい。
生活習慣総合研究所所長 工藤一彦
1947年生まれ。信州大学医学部卒。防衛医科大学講師、女子栄養大学教授などを経て現職。著書に『健康常識にダマされるな!』(監修)など。
1947年生まれ。信州大学医学部卒。防衛医科大学講師、女子栄養大学教授などを経て現職。著書に『健康常識にダマされるな!』(監修)など。
(永浜敬子、遠藤成=文)