相手の肩書の軽重で頭の下げ方を変えてはならぬが、「仕事の場面」別の謝罪効果を最大化するコツは知るべし。

電話→口頭→メール→手紙。メディアを変えれば、心に響く!

「アポイントに遅れた」という、手痛い失敗。高井・岡芹法律事務所会長で人事・労務専門の弁護士として長年活躍する高井伸夫氏は、素直に詫びるしかないと語るが、この「素直」というのがポイントなのだ。

「こちらの不手際で相手に誤解を与えた場合、誤解を解くための弁解は必要ですが、この場合、こちらの立場を守ろうとするエゴ的弁解は絶対にタブーです。弁解と言い訳は似て非なるものであり、迷惑を与えてしまったこちら側の配慮不足についても謝るという謙虚な姿勢こそが必要です」(高井氏)