【習慣7.完璧主義をやめる】

0点か100点かの極端な思考から抜け出し、複数の基準を設定することで柔軟に考えることができる。

◆対策A グレーゾーンを設定する

「0点か100点か」というように白か黒かで判断せずに、何%の質を求められているのかを考え、目標の質に基準を設けましょう。MUST(絶対に必要な要素)とWANT(できたら欲しい要素)を区別して把握し、時間との兼ね合いを考えて質を調整することで、白黒思考から抜け出しグレーゾーンを設定することができます。

◆対策B 完璧主義から最善主義に変わる

物事を全方位的に完璧にこなすには、膨大な時間とストレスがかかります。何が重要なポイントで、余計な作業は何なのかを区別し、何を捨てるのか、簡略化するのかを考えて計画することで、完璧ではなく最善のパフォーマンスをあげることを目標にしましょう。

【習慣8.プラスの側面を見る】

過去の出来事、未来への挑戦に意味や感謝を見出すことでモチベーションを高めることができる。

◆対策A プラスの意味を見つける

すぐに気持ちを転換できる人は、出来事や環境、状況の中にプラスの意味を見つける習慣を持っています。物事を嫌々やるのか、そこに意味を見出して前向きに取り組むかで大きく人生が変わります。プラスの意味を見出すには、「自分の成長や目標への意味」や「他人や社会にとっての意味」というようなアプローチで考えてみるといいでしょう。

◆対策B 感謝できることを見つける

幸せな人に共通するのは、「感謝」する習慣を持っていることです。ふつうの人は逆を見せられて初めてその大切さに気付き、感謝します。でも逆境に強い人は、ふつうの日々の中でも感謝を見つけられます。「感謝のめがね」をかけて人生を過ごせば、全く違う世界が見えます。1日5人に感謝する、嫌なことにも感謝する、感謝したらすぐにお返しをする等を実践することで、自分をストレスから解放し、人生を好転させることができます。

【習慣9.「今」に集中する】

過去の後悔や未来の不安をいったん脇に置いて、今この一瞬に集中することができる。

◆対策A 期間限定で考える

先が見通せない状態になれば誰もが不安や心配を感じるものです。そんな時は、一定期間に集中する「期間限定」の発想をお勧めします。例えば、心配ごとには、「心配時間」を設けて徹底的に心配するタイムを設定します。設定した時間が経過したらさっと切り上げて、翌日の同じ時間まで心配ごとを棚上げにするのです。すると不思議なことに、それ以外の時間で心配する時間が少なくなります。ある行動をなかなか実行できなくて悩んでいる場合は、「お試し期間」を設けて実験してみることをお勧めします。行動してみないとわからないことを頭の中で考えているだけでは解決しません。

◆対策B 一日一生で生きる

私たちは、過去の失敗に後悔し、未来の不安に心を奪われていると、大切な今日というかけがえのない時間を失っているのではないでしょうか?「一日一生」という言葉があります。一日を生まれて死ぬまでの一生と考え一日一日を悔いなく満足に過ごすという意味です。一日一生で生き、今を未来や過去の犠牲にしないことが大切です。

以上、少しでもヒントになることがあればあなたの状況に適用してみてください。

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