アラフォー&アラフィフ男性にも「暗闇バイクマニア」増加中

体験した“ぽっちゃり”記者。日ごろの運動不足がたたり、体験取材でぐったり。でも、女子力がアップしたとか。

バイクの上でのダンベルを使った動きをするのだが、できなくても恥ずかしくないし、間違ってもいいから思い切りやれる。そして、そろそろ疲れてきたなと思えば、指示ほどアクティブに動かなくても=サボっていてもOK。みなさんの士気を削ぐこともないため、気兼ねすることなく「自分のペース」を貫けるのだ。これはいい。

さらに、クラブやライブ会場にありがちな「アーユーレディ?」「イエーイ!」的なコール&レスポンスも、恥ずかしくないから大声で言えてストレス解消に。好きな曲は、ちょっと歌っちゃったりしてもいい。あれ、今私、とっても自由!!

本当に本当に、あっという間の45分だった。これまで色々なエクササイズ&フィットネスを取材してきたが、「FEELCYCLE」は自分でも驚くほど楽しめた。「楽しかった!」と言いまくったせいで、友達がすでに2人予約を入れたくらいだ。

正直に言うと、基本の腕立てもちゃんとできなかったし、バイクのスピードも途中からついていけていなかったりで「そもそもできていない」という問題もあるのだが、誰にでもある「最初の恥ずかしい時期」をストレスなくクリアできる暗闇は発明だと思う。笑い話で「お洒落な服を買いに行く服がない」という話があるが、運動音痴でぽっちゃりな筆者は、まさにそれ。「フィットネスに行く体も体力もない」のである。

聞けば、奥様や会社の後輩に誘われて入会するアラフォー&アラフィフ男性もかなりいるとのこと。そして、数カ月後にはみなさんスーツを買い換えるほどカラダが変わるというから、夏前のこの時期にはじめれば、子どもをプールに連れて行くのも楽しいはずだ。

さらに、スタジオは朝7時から開いているため、就業前に一汗かくのもいいだろう。キレイなシャワー室&広い更衣室もあるし、何より運動によって目が覚めて、仕事の効率が上がるのだという。期待して仕事をはじめてみると、ん? なんだかいつもより筆が乗って原稿の進みが速い気が……体力不足の筆者はその後2時間、パソコンを枕に眠ってしまったが、普通の体力があれば仕事はバリバリできるうえ、「夜ぐっすり眠れる」というメリットもありそうだ。

ブーム最先端のお洒落エクササイズは、意外にも運動音痴と親和性が高かった。

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