夫が会社員であれば、公的保障である遺族年金などが受け取れるが、それだけでは心もとない。残された家族で貯金を食いつぶす生活に陥ってしまうのだ。
「奥さんが専業主婦だった場合は特に大変です。すぐに仕事を見つけなければなりませんが、収入のいい仕事などそうそうありません。死亡保険金がせめて3000万円くらいあれば、そんなに慌てる必要はないでしょう。保険金がそれなりに設定してある家庭なら、子供の教育費にも困りません。ご主人が亡くなっても子供は大学へ奨学金なしで進学することも十分可能です」(畠中さん)
保険の「入り口(月々の保険料の安さなど)」だけを考えて安心するのではなく、「出口(保険金)」をしっかり見据えて加入するべきということだろう。もちろん、だからといって高額な保険料の商品に入る必要はないのだが。