激安PBで生活費はいくら下がるか―大賀昭司

当社の販売商品4000～5000アイテムのうち、約2割はPB商品です。

「ディープライス」など当社のPBは、地域で最も安い売価設定を行い、粗利10％を念頭においた生産・販売体制をとります。大量生産、買いきりを条件に、メーカーと組み製造から物流、販売までローコストオペレーションを行い、問屋マージンや販促費をカット、徹底的にムダ、ムラを排除しているのです。

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豆腐一丁24円、納豆3パック58円で食費が半減！

通常、スーパーには宣伝やチラシが不可欠ですが、PBは「エブリデーロープライス」、すなわち「毎日同じく安い価格」なので、それらが必要ありません。パッケージや梱包も最低限。安さを第一に、品質はNBとほとんど遜色がないPBを、NBより3～5割安く販売しています。

当店で売れ筋のPBは、うどん玉（18円／袋）、豆腐（24円／丁）、食パン（98円／6枚切り）、納豆（58円／3パック）など、いずれも購買頻度の高い商品です。

総務省統計局の家計調査では、ふたり以上の家庭の1カ月の食費は、5万7525円（08年7～9月・6万8711円より外食費1万1186円を除いた数字）。すべてNBを購入していたとして、それを3割安いPBに切り替えるなら、1カ月で1万7257円もの節約になります。

アメリカでは、チェーン店舗数1000店規模で、PB比率が90％という企業も現れています。我々も将来は商品の半分をPBにしたいと考えます。PB戦略を拡大し、さらに安さを極めていく予定です。