【基本の身だしなみ】第一印象はとても大切。姿勢よく歩こう

●髪型……あまり立てたりせず、整髪料でオーソドックスな形にまとめておく。
●ヒゲ……きちんと剃っておく。
●シャツ……本は下着として扱われる。下に何か着る際は外から見えないものを。寒い季節は上からベストなどを着るとよい。
●ジャケット……欧米のビジネスの場では夏でも脱がない。クールビズはNG。どうしても暑いときは一言断ってから。
●小物……初対面や、パーティのときなどは、会話のきっかけとして何か話題になるような、無難な小物を身につけておくのも手。日本的なピンバッジなど。
●姿勢……いつも意識して背中をまっすぐ伸ばしておく。

【初対面でのふるまい、商談】終始笑顔でアイコンタクトを取りながら

●握手は上位者から……相手の目を見ながら笑顔で挨拶し、右手をしっかりめに握る。手を差し出すのは基本的に上位者から。体の距離は腕1本分くらいを目安に。相手が上下に振ってきたら合わせる。
●名刺は机に並べない……日本と違い、必ず交換するという習慣はない。交換した場合は机に並べたりせず、すぐ名刺入れにしまう。相手が出さない場合で、どうしても欲しいときは秘書に打診してみる。
●髪や顔はさわらない……話しているときに髪の毛や顔にはさわらない。はなはすすらずにその場でかむ。鼻の下に指をあてるのは侮辱の意味があるので要注意。腕は動かしていいが、肩や体全体をゆすらない。
●指さしに注意!……相手をむやみに指さすことはもちろん、書類を指すときでも中指を向けたりするのは厳禁(卑猥な意味になる)。手を相手に向けるジェスチャーをするときは指を折らずに行うのが無難。
●雑談はほめるところから……まずはほめるところから。初対面では身につけているものなどをほめるのが無難。初対面やよく知らない人に対して、家族や結婚の有無などプライベートなことを聞くのはルール違反。

上月マリア(こうづき・まりあ)
20年にわたって国際人の育成にあたり、日本の精神から国際マナーまで総合的な指導を行っている。2012年には中国でも「成功のための国際マナー」の講演を行った。『どんな場でも、「困った人」にならない気配りの習慣』など著書も多数。
(構成=鈴木 工)
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