学生が優先するのは「何ができるか」
「慶應といえば都会的」というイメージとは裏腹に、大学生活の利便性では早稲田を選ぶ受験生が増えているのである。現在の受験生は、SNSやオープンキャンパスを通じ、授業内容、学生文化、立地、設備まで比較する。
企業側も大学名だけでなく、在学中に何を学び、何を経験したかを重視する。三田会に入れることより、4年間で何ができるかを優先する学生が増えたのかもしれない。
慶應も危機感を持って改革へ動き始めている。2027年度には慶應経済学部が小論文を休止し、入試方式を変更する予定だ。再逆転の可能性は十分にある。
ただし、過去の看板だけで受験生が振り向く時代ではない。早稲田は自らの古い姿を捨てることで勝った。早稲田の格下扱いに慣れ、「最後は就職力で慶應が勝つ」と余裕を見せていた人々にとって、9戦全敗という結果は、大学当局も含めて「手痛いしっぺ返しを食らった」と受け止めたに違いない。
「早慶ダブル合格なら慶應」という常識は、すでに過去のものだ。いま問われているのは、令和の18歳にとって本当に魅力的な大学でい続けられるかだ。
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