28年間追跡した大規模研究

この疑問に挑んだのが、ポーランド科学アカデミー哲学・社会学研究所の社会学者グジェゴシュ・ブルチャク博士です(*3)

博士が用いたのは、米国政府が実施している全米規模の長期追跡調査です。調査は1994〜95年、思春期の中高生を対象に始まり、2022年まで実に28年間にわたって追跡が続けられました。

分析対象は約1万6000人。この間に亡くなった人の記録と、若い頃の容姿評価を照らし合わせることで、「見た目」と死亡リスクとの関係を検証しています。なお、ここでの死亡は死因を区別しない「全死亡」を対象としています。