「文章を整えること」に生産性はない

実際、私たちが考えながら書くことに費やしている時間は全体の1割程度で、残りの9割は「迷い時間」や「単純作業」だといえる。この迷い時間は、新しい価値を生み出すための思考をしているわけではない。単に体裁を整え、必要な情報を探すための事務作業である。

私たちは「考えて書かなきゃいけないから大変だ」と感じているが、その実態は文章を書く前の準備運動、きれいに整えるための作業、どちらの表現がいいかという推敲に、貴重な人生を浪費しているだけなのだ。

成果物に直結しない「見えない時間」は、生産性のない空白の時間だとすらいえる。