「半沢直樹」を生んだヒットメーカー
本作で初めて大河ドラマに挑んだ八津氏は、当代屈指のヒットメーカーだ。40%超えの記録的な視聴率を獲得した「半沢直樹」を始め「下町ロケット」、「VIVANT」(共同脚本)などTBS日曜劇場枠で成功を収め、朝ドラ「おちょやん」はやや振るわなかったものの、2025年公開の映画『爆弾』(共同脚本)もヒットさせた。
そんな八津脚本作品らしく、「豊臣兄弟!」の序盤は、「半沢」モードで進んでいった。信長の家臣団に足軽として入った秀吉と兄に巻き込まれた秀長が、合戦の場で自分たちの父親を殺した男に対して敵討ちをもくろむ。これぞ「倍返し」の半沢風大河だ。当初は、そんな王道の展開と秀吉にまつわる史実がうまくミックスしているように見えた。
しかし、折り返し地点となる5~6月に入り、一気におふざけモードに。全50回近くある大河ドラマ、どんな名作でも中盤はダレるものだが、視聴率も初回以降は下がったまま。今後が心配ではある。
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