子どもが老後の再婚に反対する理由

今の60代、意外にも初婚・再婚を含めて、出会いを求めている人は結構います。70代、80代になるにつれてどんどん厳しくなると思いますので、生涯のパートナーを探すならやはり60代が狙い目でしょう。

リビングで心配する高齢夫婦
写真=iStock.com/pain au chocolat
※写真はイメージです

ただし、ここで若い頃の結婚と違って、ネックになることがいくつかあります。

ひとつめは子どもの反対です。財産がなければあまり揉め事はないのですが、ちょっと財産があると金目当てではないかと疑われがちです。親がだまされているのではないかと、子どもが純粋に心配する場合もあるでしょう。けれども、その話を持ち出す子ども自身が、じつは親の金目当てというケースもあります。

ここで親が結婚したら、自分が受け継ぐ財産が減ってしまう。それが理由で反対をしているだけで、親のこれからの人生が幸せになるかどうかなど全く考えていないのかもしれません。

離婚に踏み切れない「お金の壁」

もうひとつは経済的な問題です。気分的には離婚したいけれど、金銭的な理由から踏み切れないということも多いでしょう。離婚して財産分与をすれば、年金も半分に減ってしまいます。住まいを別々にすれば住居費の負担も増えますし、手間もかかります。

持ち家の場合、その家にどちらかが住み続けるのか、それとも売却した金額を分けるのかなどという問題も起こります。

この先、二人で一緒に生活を続けていくなら、老後の資金もなんとかなるだろうと考えていたとしても、離婚するとどちらも共倒れになるかもしれないという不安もあります。

けれども、ここでちょっと思考の転換をしてみましょう。確かに、離婚をしてひとりになれば、今より働いて稼ぐ必要が生まれるでしょう。けれども、老後は悠々自適というのも、もう昔の話です。仕事を続けることは、健康で長生きすることにもつながります。