「脱中国依存」の現実的な進め方

かといって、中国が崩壊してしまっても困ります。自暴自棄になって無謀な行動に走らせないようにするために、日中間のバランスを保つことが大事です。「中国サプライチェーンの切り離しが急務」という声も高まっていますが、そう簡単には実現できないでしょう。

将来的にはそれが不可欠ですが、いきなり分断するのは難しいのが現実です。ただ、基幹産業のサプライチェーンや特定重要物資を握られてしまうと、日本は息の根を止められてしまいかねません。そのような分野にはある程度コストを度外視してでも、日本国内で開発・生産を模索しなければなりません。そのような分野こそ官民連携が必要です。

これまでのような「サプライチェーンを世界に張りめぐらせば張りめぐらせるほど、一番安いところで製造ができ、競争力もつき成長できる」というビジネスモデルは、完全に崩壊しています。