世界各地で知られていた「箱詰めパズル」
4つの正方形で構成されたブロックは一般に「テトロミノ」と呼ばれます。「テトリミノ」はこのゲーム特有の名称です。テトロミノには全7種類の形状がありますが、『テトリス』のテトリミノは形状ごとに固有の色が決められています。4つではなく5つの正方形で構成されたブロックは「ペントミノ」と呼ばれますが、これを使った箱詰めパズルが古くから世界各地で知られてきました。
『テトリス』を開発したソビエト連邦科学アカデミーの科学者アレクセイ・パジトノフは、玩具屋で見つけた「ペントミノ」のパズルから着想を得ました。そのパズルをコンピュータで再現する過程で、パジトノフはブロックの正方形の数を5から4に減らし、また単にブロックを隙間なく敷きつめるだけでなく、1つの段が隙間なく埋まるとその段が消滅して下に詰まるというゲームのルールを思い付きました。
パズルは通常「一つの正解」が決まっており、「一度解いたら終わり」で、正解が分かればもうそれ以上は遊べません。それに対してゲームは「正解」が一つに定まっておらず、毎回、異なる展開を経て、異なる結果に到達します。そのためゲームは、パズルとは違い、何度でも繰り返し遊ぶことができるのです。
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