2番目の得意技は評価されない
なぜ大谷選手が超一流のメジャーリーガーになり得たか?
それは執拗なまでに「メジャーリーガーになりたい!」というミッションを強く意識して、自分の人生のほとんどの時間をかけて追い求めたからです。彼から野球を取り除いたら、私たちと同じどこにでもいる普通の人間です。
この世の中には、強力な成功法則が存在します。それは、あなたが評価されるのは、あなたが一番得意としているスキルだけ、という事実です。言い換えれば、あなたの2番目の得意技はまったく評価されないのです。
最大の得意技を洗練させることに、自分にとっての最大の資本である人生の時間をどれだけ注げるか、それこそが成功を手に入れる生命線なのです。このことについて、大谷選手はこう語っています。
「いいバッティングをしたい。いいピッチングをしたい。それをいつも望んできました」(『大谷翔平 二刀流の軌跡』辰巳出版)
あなたにとって世の中に誇れる最大のスキルは何でしょう。もしもそれがなかったら、最大のスキルにしたいものは何でしょう。それをスマホのメモ機能かスケジュール帳に1行で記入しましょう。
「二刀流」という一点突破
この世の中で自分の存在を認められたかったら、得意なことにあなたの全エネルギーを集中させてください。
これほど単純で強力な成功法則はないのです。炎天下に新聞紙を置いても燃えることはありません。しかし、凸レンズで太陽光線を集めると、新聞紙は簡単に燃え始めるのです。
大谷選手の最大の武器は二刀流です。そのことについて、大谷選手はこう語っています。
「両方やることは大変だとよく言われますけど、単純に練習を2倍やるわけではありません。トレーニングで言えば、投手と野手、両方に共通するようなメニューを一貫してやる。技術的な部分では、ピッチングもあればバッティングもあるので、その2つをやらないといけないですけど、単純に練習量が増えるというわけではないんです。みなさんが考えている以上に効率よく練習をしていました」(『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』扶桑社)
大谷選手は投手と打者、2つを追い求めているように見えて、実はその2つは関連して成熟していくものなのです。
