習慣化すれば姿勢はぐっと良くなる

3:体の重心を整える「1本線ウォーク」
書影
三木 佳世子『口下手でも選ばれる人がやっていること』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

背筋を伸ばし、目線を少し遠くにやり、足の中心(親指と人差し指の間)を1本の線の上に置くイメージで歩いてみましょう。足先に重心が傾いている人は焦って見え、かかと重心の人はゆったりとした落ち着きを感じさせます。

電車のホームやオフィスの廊下といった日常の動線でも、ぜひ意識して練習してみてください。

4:今日からできる「姿勢リマインド」

姿勢は一瞬で直せるものではなく、「1日1分の習慣」で変えていくものです。これまで紹介した1~3を習慣にすることで、少しずつ改善します。

・朝:出かける前に、壁立ち1分
・昼:デスクで「姿勢リセット」3回
・夜:鏡の前で「今日の姿勢を振り返る」

動作によって「信頼」を得る

立ち方や歩き方といった姿勢が「自信」を表すとしたら、動作は「信頼」を表します。所作の一つひとつが、あなたというブランドを作っていきます。今日から取り入れることができるので、ちょっとだけ意識してみましょう。

「両手」で渡すと信頼感が増す

相手に資料や名刺を渡すときは「両手」で渡しますよね。手のひらを上にして差し出すことで、相手に対する敬意と安心感が伝わります。同時に、動作が自然とゆっくりになり、丁寧さが際立ちます。

ドアの開け閉めをゆっくりにして所作の“丁寧力”を磨く

ドアを勢いよく開けたり閉めたりする人は、周りの人に「急いでいる」「余裕がない」という印象を与えます。

今日は、意識的にゆっくりとドアを開けてみてください。その間に呼吸が整い、動作が滑らかになります。それだけで上品さと落ち着きが伝わります。動作のすべてをゆっくりにするのではなく、動き終わりを大切に。余韻を残す意識を持ちましょう。

動作の丁寧さは、マナーではなく「自分と相手を尊重する時間の使い方」。両手で渡す動作は「自分の気持ちを大切に扱う」練習でもあります。

モノを丁寧に扱うという印象を与えると同時に、相手の時間や思いも丁寧に扱う人だと感じ取ってもらうことができるからです。

非言語で伝わる信頼の形を、日常の所作で育てていきましょう。