7歳で両親に捨てられる

2歳のころ、ハーンは母とともに父親の実家があるダブリンに戻り、翌年には父も帰国した。しかし4歳の時、父がクリミアに転属してから一家に異変が生じる。

父が転属してから間もなく、言葉や宗教の壁、寒冷な気候、さらには夫のやや放縦な女性関係も影響して、異国での生活に馴染めず精神を病んでいた母がギリシャに帰国してしまったのだ。

父はその時期に幼なじみの女性と再会していたといい、他方、母は帰国後すぐに別の男性と再婚して子供にも恵まれている。ハーンの父母の双方に言えることだが、異性に関してはずいぶん行動が積極的で迅速である。