手取り20万で年100万超の貯金目標はNG

給料が少ないうちはそこまで無理する必要はありません。

このフェーズでは自分の人生を楽しみつつ、「貯金をする習慣」をつけることが重要です。給料が上がっていけば、徐々に貯金額を増やしていきましょう。

「手取り20万だけど、1年で100万円以上貯金する」といった、高すぎる理想だけを持たない方がいいと思います。高すぎる目標を掲げてしまうと、到達点が遠すぎてすぐにイヤになるからです。

銀行の通帳を見て困る女性
写真=iStock.com/mapo
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高すぎる目標を持つこと自体は否定しないのですが、その場合には同時に、「自分の年収はこれくらいだから、現実的に貯金に回せるのはいくら」と、現実的な目標も決めることが必須です。

またこの際、臨時収入については、あらかじめその使い方を考えておいてください。

人によって、「毎月の給料からしっかり貯金する。その代わり、ボーナスでは好きなものを買う」と決める場合もあれば、「ボーナスは全部貯金する。その代わり毎月の給料は全部使いきる」など、自分に合ったやり方を模索してほしいと思います。その配分さえ決めておけば、迷うことはなくなるはずです。

貯蓄と消費を両立できる「散財口座」

次は、「貯金の癖をつける」大切さについてお話しします。

大多数の人は、口座をわけずに「残った額がそのまま貯金」になっているのではないでしょうか。

でもそうすると、通帳の残高が多く見えるときについ気が大きくなり、「こんなにあるし、ちょっとくらいいいよね」と、ガッポリ引き出してしまうのです。

これだと口座の残高が増えたり減ったりをくり返すので、貯まり具合がわかりにくくなります。

これでは、なかなかお金が増えていく実感がありません。

そこで、原則として給与を受け取ったり生活費を引き落としたりする生活用の口座のほかに、右肩上がりに増えていくだけの「貯金口座」を持つことで、「こっちの口座には手をつけないでおこう」と思えるようになるのです。

さらに、毎月「給与の一部を貯金口座に送金する」という手順を踏むので、貯金に対する意識が高まり、貯まるスピードが速くなるかもしれません。

なおこの際、振込手数料がかかるのはちょっとイヤですよね。