理屈より先に心に財布を開かせる職業は生き残る
きれい事で言えば「ケア」や「コミュニケーション」。
汚い言い方をすれば「性」と「暴力」と「不安」。
後者の3つは、人類が滅亡しない以上、ビジネスのネタとして買い手は絶えないだろう。
たとえば「不安」。将来が不確かなとき、人はより「安心できる物語」を買う。理屈で考えたらまったく生産性のない話でも、心のほうが先に財布を開くことがある。占い師が生き残るのは、たぶんこの構造だ。
「性」も「暴力」も似ている。時の為政者にその存在を隠されても(規制されても)、ゼロにはならない。むしろ表面的には見えないように整備されるだけで、地下に潜ってあらたな闇マーケットを形成する。なくなるのではく、流通経路が変わるだけだ。
AIが進化するほど「まともな正解がある仕事」は淘汰されていき、逆に「欲望と不安の市場」が際立って伸びるだろう。
真面目に答えを追い求めていた人ほど割を食って、「よくわからないけど刺さるもの」のほうが注目を集める。
社会が賢くなるというより、社会の本性がより可視化されるということだ。



