小言を控える最大のメリット
小言を意識してやめてみると、多くの親は、これまで自分はなんと多くの小言を言っていたのかと気がつき驚きます。そして、自分の関心が子どもの至らないところにばかりに向いていたんだな、ということにも気がついていきます。言葉はよくないですが、いわば、あら探しばかりしてきたようなものです。そこを、意識して抑えてみる。それは“小言依存症”からの離脱を目指すものです。
小言依存症から脱することができると、今まで見えていなかった子どもの部分が見えてきます。たとえば、子どもがどう考えて行動しているのかを発見できることもあるでしょう。
それまでは子どもの考えが理解できず、ただ無意味な行動をしているように親には見えており、小言を言ってしまっていたかもしれません。でも、実はその小言は必要がなかったのだ、というようなことに気がつく。そういうことも起こってくるでしょう。
小言を控えることを心がけて、うまくできるようになってくると、親にも心の余裕が生まれます。この点こそが、小言を控えることにチャレンジすることの、最も大きなメリットです。子どものきちんとできていないところ、そこばかりに着目していた状態から脱出できるのです。
「一家団らん」をつくりだす方法
子どもが何を考えているのか、どう思っているのか、それが見えてくると、子どもといることが、楽しくなってきます。余裕を持って見守ることができるようになってきます。もちろん親の気分は楽になります。
親の表情や声がやわらかく、やさしくなると、子どもはもっとリラックスしていきます。親に話しかけたいという思いもでてきます。家全体のコミュニケーションが以前よりも楽しい、温かいものに変わっていきます。
小言を控えることに挑戦してみた親が、よく口にするのは次のような言葉です。
「うちの子は、私が思っていたよりも、ずっとしっかりしているんだと気づきました」
「子どもが話してくれているのを、遮らずに聞いていたら、ふと昔の自分を思い出しました。そういえば、こうやって私も親に話していたなぁって。何十年ぶりかで、思い出しました」
「いろいろとうるさく言ってきたけれど、どれも必要なかったんだなと分かりました。あんなふうに小言ばかり言われて、あの子はつらかっただろうなと思います。それなのに、私のことを好きだと言ってくれます。幸せなことだと思います」
1日だけでも挑戦してみてください。



