MAGA派のトランプ離れ
イラン戦争の長期化に対し、トランプ氏が掲げるMAGA(Make America Great Again=米国を再び偉大に)を信奉する人々、いわゆるMAGA派が反発する懸念が生じたことも、彼を動かした要因とみられる。イラン攻撃に関するMAGA派の当初の支持率は高く、約9割近が賛成しているとのデータもあった。もっとも、これはイラン攻撃が「短期間で終了する」との前提があってのことだろう。1月のベネズエラ作戦が早期に終了した成功体験から、今回も同様の展開が想定されていたはずだ。
MAGA派は、外国への軍事関与は抑制して、国内問題を最優先にするという考え方で結束してきた。トランプ政権の政策に関しても、不法移民の流入阻止などの治安維持には強い賛同を示してきた一方で、対外干渉には否定的だ。ウクライナ支援を最も強く拒否してきたのも彼らである。米国民の血が流れないウクライナ支援でさえこの状況であり、戦争が長期化し米兵の死傷者が増える事態が想定されれば、反対の声が強まるのは当然だ。
「エプスタイン問題をかわすため」の批判も
実は、イラン攻撃には当初から反対の声が上がっていた。MAGA派のオピニオンリーダーの一人であるタッカー・カールソン氏は、イラン攻撃に対し「完全に嫌悪すべき、邪悪なもの」と批判した。
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