サイン③ 生徒数が激減していないかどうか
3つ目の危険サインは、「生徒数が目に見えて減っている」ことです。少人数や個別指導などを売りにしていたわけではないのに、クラスの人数が少なくなったことを「少人数で手厚く見ています」とアピールしてきたら注意してください。もしかしたら「面倒見が悪いから生徒が逃げた」可能性もあるのです。
仮に生徒30人いた塾が20人まで減ったとします。本当に少人数で手厚くするつもりなら、「10人ずつ3クラス」に分けていたものを、「7人ずつ3クラス」にするはずです。しかし経営が最優先の塾は、「10人ずつ2クラス」に減らしてしまいます。すると、学力層の幅が広がってしまい、授業の質が一気に下がることになるのです。
さらに、校舎長が他校舎と兼任になって不在がちになったり、先生の数が減らされたりする、とも聞いたことがあります。これに伴い、「授業以外のサービス」が真っ先に消滅します。
たとえば毎月あった保護者会が学期ごと、半年ごと……と減っていく。先生が午前中の学校説明会に足を運ばなくなるため、最新の入試情報や日程変更などの情報を知らないというケースもあるでしょう。「親のほうが学校情報に詳しい」という逆転現象が起きたら、もはや塾として機能していません。
「今年の入試問題はどうだったか」と尋ねてみる
塾の先生が本当に信頼できるのかを見極める、決定的な質問があります。それは「今年の○○中学校の入試問題はどうでしたか?」と直接聞いてみることです。
もしこの質問に対して、具体的な出題傾向が出てこなかったり、言葉を濁したりする先生がいれば、その先生は今年の入試問題を解いていません。
ただ、注意してほしいのが、塾の先生だからといって全ての学校の問題を解くのは不可能です。忙しければそういうことも生じてしまいます。であるならば「すいません、その学校についてはまだ解いておりませんので、来週までに勉強しておきます」と正直に言えばいいはずです。そうすれば親御さんも納得いただけるのではないでしょうか。
しかし、それを誤魔化したり、解いたふりをしてきたりしたら、根本的な誠実さが欠けていると判断していいでしょう。自分が勉強していないのに、子供たちに「勉強しましょう」と言っても説得力がありませんよね。学校情報も入試情報もアップデートしていない先生に、進路指導を任せるのは危ないですよね。

