「無礼講会議」は危険信号
言いたいことが言える環境があっても、言いたくない人もいます。それはその人の問題なので放っておけばいいのです。「言いたいことがある時に言える環境」をつくれていることが一番大事です。
会議の場だけで、言いたいことを言ってください、ということでもありません。
「今日は無礼講だから、何でも言え」と言うのは、既にフラットではない証拠です。「無礼だ」と言っているわけだから。そうではない状態をつくるために、普段の人間関係からフラットにしておく必要があります。
例えば、星野リゾートのフラットな組織文化の中で、私が趣味のスキーのことを仕事に持ち込もうとすると、スタッフからすぐに指摘されます。「趣味で話さないでくれ」と。
だから「社長オフィス」はない
ケン・ブランチャードは、「偉い人信号」を普段から無くす必要があると言っています。
例えば「社長」とか、「部長」とか、「総支配人」と呼ぶのではなく、星野さんとか小林さんと呼びます。
私たちのグループ人事のスタッフは、新卒で入社する社員に対して、私のことを、佳路さんと呼ぶように指導しています。それもやはり、偉い人信号を無くすということです。
例えば、総支配人にはなぜか、「総支配人のオフィス」という大きなオフィスがある。
これも偉い人信号の1つなので、われわれのホテルには、そういうものはありません。
私自身もオフィスはありません。
よく会社で部長が、他の人より大きいデスクを使っていたりしますが、これも偉い人信号なので無くさなくてはいけません。

