「かつて習は(ドナルド・)トランプ(米大統領)に『米中関係を改善する1000の理由がある』と言った。張の国家機密漏洩疑惑についても、張を陥れる1000の理由がある」と、シンガポール経営大学のヘンリー・ガオ教授(法学)はX(旧ツイッター)への投稿で述べた。

「その理由はどれも国家機密漏洩とは無関係だ」と、ガオは付け加える。「最も信憑性が高いのは、ハイレベルの情報戦を仕掛けたという解釈だ。張の仲間、特に党指導部や軍内の同調者に圧力をかける目的で、外国メディアに偽情報を流している」

シッシも同意見だ。「張の主な過ちは、事実かどうかはともかくとして、スパイ行為でもアメリカに機密情報を伝えたことでもない。派閥を形成したことだ」。中国の国営メディアなどが、体系的な政治的ダメージをもたらしたと張を非難しているのがいい証拠だという。「少なくとも習はクーデター計画があったと見なした」

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら
【関連記事】
だから習近平は「高市叩き」をやめられない…海外メディアが報じた「台湾問題どころではない」中国の惨状【2025年12月BEST】
だから習近平は台湾にも尖閣にも手を出せない…中国軍が最も恐れる海上自衛隊の「静かな反撃力」の正体【2026年1月BEST】
元海自特殊部隊員が語る「中国が尖閣諸島に手を出せない理由」【2020年BEST5】
習近平が最も恐れる展開になる…高市首相が切り出せる「日本産水産物の輸入停止」への3つの対抗手段【2025年11月BEST】
「日本の新幹線」を売らずによかった…「貸した金が返ってこない」習近平がハマったインドネシア新幹線の泥沼【2025年12月BEST】