供給役・ギレーヌの正体
所有する資産は、6億ドル超の不動産やプライベートジェット、ニューヨークの超高級邸宅、アメリカ領バージン諸島の無人島リトル・セント・ジェームズ島、7600エーカーの広さを持つニューメキシコ州の牧場などといわれていた。
だが、他人とうまくコミュニケーションが取れるタイプではなかったため、上流階級が集う社交界では無名だったようだ。
その彼を上流階級の有名人たちと引き合わせ、社交界で有名人にしたのが、彼の愛人といわれているギレーヌ・マクスウェル(64)だった。
彼女の父親は英国の巨大メディア王だったが謎の死を遂げている。彼女はオックスフォード大卒で社交界の華で、父親の死後アメリカに渡り、エプスタインと出会った。
エプスタインにとっては社交界で顔を売るため、彼女の人脈が必要だった一方で、金銭的に窮していたといわれるギレーヌは、エプスタインの富が目的だった。
ギレーヌは、幼い少女が好きなエプスタインの歓心を買うために、少女たちに声をかけ、次々にエプスタインに紹介する「供給役」を始めるようになったといわれている。
「1日3回射精しなきゃいけない」
Netflix『ギレーヌ・マクスウェル:権力と背徳の影で』(2022年製作)の中で、女性作家のクリスティーナ・オクセンバーグは、ある時、ギレーヌから「私の本を書いて」と頼まれたと語っている。その理由をギレーヌは「そうすればジェフリーと結婚できる」といったそうだ。
どうやらその時期、ギレーヌはエプスタインから距離を置かれていたようだ。エプスタインは成熟した女性にはあまり関心をもっていなかったため、ギレーヌは焦っていた。
そして、こんなことまでオクセンバーグに打ち明けたという。「世界的な名医の判断によると、彼は1日3回射精しなきゃいけない」。
そのためギレーヌは1日に3人の女性を紹介しているというのだ。「私は応じきれない」ともいったそうだ。
オクセンバーグはこう続ける。
「彼女(ギレーヌ)はドライブしながら彼好みの女の子を探して交渉するの。『彼にマッサージをしたら200ドルあげる』といってね。私(オクセンバーグ)が『その子たちは何者なの?』と聞くと、その答えに彼女の本性が現れた。『何者でもない、ただのゴミよ』」
オクセンバーグはその女の子たちが未成年の少女たちだということは知らなかった。知っていれば警察に通報したと語っている。

