「見えないコスト」で選ぶ住まい
ここで思い出していただきたいのが、第3章でお伝えした、「幸福のモノサシを持つ」という考えです。自分にとって本当に価値のあるものを見極め、そこにお金を集中させる。この原則を、住居選びにも活用するならば、住居費はただ下げればいいものではなく、自分の送りたいライフスタイルに応じて考えなくてはいけません。
私が過去にインタビューした芸能人の方は、若手時代にパンの耳をタダでもらったり、飲み会をするときは居酒屋ではなく缶ビールを買って公園に行ったりするような生活をしていたそうですが、住まいだけは都内にこだわっていたといいます。
理由を聞くと、「急に仕事が入ったときにスタジオに行きやすいし、仕事の空き時間は家に帰れてカフェ代を使わずに済むから」とのことでした。仕事で収入を増やせることや、カフェ代を浮かせることを考えると、都内で住む方が経済的というわけです。
彼は目先の家賃という「見えるコスト」だけで考えず、仕事の機会損失や移動時間という「見えないコスト」まで計算に入れていたのです。
(初公開日:2026年01月27日)


