「見えないコスト」で選ぶ住まい

ここで思い出していただきたいのが、第3章でお伝えした、「幸福のモノサシを持つ」という考えです。自分にとって本当に価値のあるものを見極め、そこにお金を集中させる。この原則を、住居選びにも活用するならば、住居費はただ下げればいいものではなく、自分の送りたいライフスタイルに応じて考えなくてはいけません。

東京タワー
写真=iStock.com/somchaij
※写真はイメージです

私が過去にインタビューした芸能人の方は、若手時代にパンの耳をタダでもらったり、飲み会をするときは居酒屋ではなく缶ビールを買って公園に行ったりするような生活をしていたそうですが、住まいだけは都内にこだわっていたといいます。

理由を聞くと、「急に仕事が入ったときにスタジオに行きやすいし、仕事の空き時間は家に帰れてカフェ代を使わずに済むから」とのことでした。仕事で収入を増やせることや、カフェ代を浮かせることを考えると、都内で住む方が経済的というわけです。

彼は目先の家賃という「見えるコスト」だけで考えず、仕事の機会損失や移動時間という「見えないコスト」まで計算に入れていたのです。

(初公開日:2026年01月27日)

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