「楽しかったよ」で終わらせない
だからといって「幼稚園、どうだった?」と聞いても、子供の口からは、なかなか言葉が出てきません。「楽しかった」で終わり。そこで、おすすめなのが「今日は何をしたの?」から始まり、グッドニュースとバッドニュースを3つずつ聞くことです。
例えば、私の5歳の姪っ子に「どんないいこと(グッドニュース)があった?」と聞くと、「○○で遊んだ」「○○ちゃんがこうしてくれた」と自分が楽しく過ごせたことが出てきます。
バッドニュースは出てこない子も多いかもしれませんし、無理やり言わせることはありません。でももし思い通りにいかずに悲しい思いをしているようなことがあれば、「嫌だったね、悲しい気持ちになったね」と共感して寄り添ってあげてください。
こんなふうに子供に今日一日の出来事を思い出させて、子供自身が心の中のものを吐き出すことは、受けとる力を高めるトレーニングになるだけでなく、トラブルも拾いやすくなるため、小学校受験をしない家庭にもおすすめです。
「記憶力」を高める声かけ
(2)読み聞かせをする
絵本を読み聞かせをしながら「このブタさんは、どうしてこういうことをしちゃったのかな?」などと質問すると、受けとめる練習になりますし、読み聞かせのあとに「誰が出てきた?」「何を忘れて行っちゃった?」と思い出させると、“記憶力を高める”トレーニングにもなります。
また本には、日常で使わない言葉が山ほど出てきますから、語彙の幅も広がります。多感なこの時期に、読み聞かせできれいな言葉をたくさん浴びせてほしいですね。
本を選ぶときは子供の興味に任せて選んだ本と大人が子供に出会わせたい本の両方をミックスするとよいでしょう。例えば親子で図書館に行き、5冊ずつ選ぶ。そこからお気に入りの一冊を見つけられるとよいですね。
また昔話は、このタイミングで出合わないと、この先出合う機会を逃してしまいがちなジャンルですので、ぜひ読んでおいてください。「まるでオオカミ少年みたいだね」などといった比喩表現は、会話の共通言語になることもあるので知っておいてほしいところです。

