「お昼寝しているから大丈夫」はNG

その結果、早寝して十分に眠った子どもは、翌日の実行機能課題や注意課題の成績が良く、逆に夜更かしして睡眠時間が短かった子どもは反応が遅れたり、ミスが増えたりすることが確認されました。わずか1時間の違いであっても、子どもの認知機能に大きな影響が出ることを示したのです。

ベッドで眠る子供
写真=iStock.com/Milatas
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さらに、ベルニエ、カールソン、ボルドロー&キャリアー(2010)(※4)は、1歳時点での睡眠の規則性と質が、その後の実行機能の発達にどのように影響するかを縦断的に追跡しました。

その結果、昼寝で不足を補うよりも、夜間にまとまった睡眠をとれている子どものほうが、4歳時点で計画性や抑制、注意の持続といった実行機能が高いことが明らかになりました。日本は世界の中でも子どもの睡眠時間が短いことで知られています。