秀吉が人質となった城の今
大河ドラマでは、2話にわたって登場することになった鵜沼城。だが、史実ではあまり記録が残っていない。城主の大沢氏は斎藤家に従って信長と戦い、のちに降伏したことはわかっているが、詳細は不明だ。
その落差は犬山城には劣るものの、鵜沼城もまた木曽川べりに立つ断崖絶壁の城。比高(麓からの高低差)は約50m。むきだしの岩盤はほぼ垂直といっていい。
残念ながら城域は現在、立ち入り禁止。余談だが、かつて山上には「城山荘」という料理旅館の別館があったが、1972(昭和47)年に火災により閉館。太平洋戦争後しばらくは、進駐軍の専用クラブだった時代もあったとか。
鵜沼城自体へは立ち入れないので、直下に架かる犬山橋から木曽川の下流、つまり西方を眺めると、相互の位置関係がよくわかる。
南岸の犬山城を、北西から鵜沼城、北東から伊木山城が挟むような格好。木曽川を挟んで、三城が睨み合っているというわけだ。
では、もう一つの伊木山城を覗いてみよう。



