信長が陣を構えた山城の利点

伊木山城の標高は173mと、実は犬山城のそれより高い(犬山城は82m)。現在「伊木の森」と名付けられた自然公園になっている伊木山一帯が城域だとすると、東西約600m、南北約300mはあり広大。犬山城や鵜沼城のように断崖ではないものの、比高は約110mとなかなかだ。

登山道は整備されているが勾配は険しい
撮影=今泉慎一(風来堂)
登山道は整備されているが勾配は険しい

伊木山城には、美濃攻めの際に信長が陣を敷いていたという。位置的にみて、犬山城攻めの際にも、ここを押さえていたとみるのが自然だろう。城内にはあまり城らしい遺構は見られないが、それなりの兵数を置くのにふさわしく思える地形も確認できる。

中腹にはやや傾斜があるが広大な平地もある
撮影=今泉慎一(風来堂)
中腹にはやや傾斜があるが広大な平地もある
山頂付近は段々の平地が連なる
撮影=今泉慎一(風来堂)
山頂付近は段々の平地が連なる
【図表4】戦国の城・5技能採点表「伊木山城」