優しい微笑みの下に隠された深い悲しみ
煌びやかな生活を送っているかのように見える皇室には、実は「人権侵害」が蔓延しているというのである。そして、皇族の中で人権侵害を一身に受け続けてきたのが、雅子さんだという。
「1993年に雅子さまは今の天皇と結婚されて皇室に入られたが、当時は、今以上に人権擁護など考えられない組織でした。体調が悪くても『公務に出るのが当たり前』と言われて、無理を押してご臨席され、なかなかお世継ぎが出来なかった時期には、『早く。国民が待っているから』と批判される。これらは人権侵害以外の何ものでもありません。
雅子さまはハーバード大学、東大、外交官という華々しい世界を歩まれてきましたが、突然、皇室に入られた。そこで人権が侵害されている状況を目の当たりにするわけで、雅子さまは、『一体、どうなっているの?』と強い疑問を抱かれたのです」(『文藝春秋』2024年1月号)
男の子が生まれない雅子さんに対して、宮内庁の人間たちが酷い仕打ちをしてきたことは何度も書いているので、ここでは書かない。
雅子さんは2003年に帯状疱疹を発症、2004年には適応障害という病名が発表された。
しかし、天皇陛下が即位され、皇后になられてから6年が経った今、お出ましの機会は増えており、体調はかなり回復されているようである。
しかし、私たちは雅子さんの優しい微笑みの下に隠された深い悲しみを知っている。
美智子さんも、皇室に入ってから嫁姑問題や古手の女官たちの嫌がらせがあったと、過去に何度も報じられた。
両親が「愛子天皇」を切望とは思えない
雅子さんや紀子さんの悩み、苦しみを間近で見てきた彼女たちの子供が、皇室に残ろうと思わないのは、当然のことなのだろう。
雅子さんと愛子さん、母と娘が将来について何を語りあっているのかを窺い知ることはできない。ただ、父親の天皇も含めて、愛子天皇を切望しているとは、私には思えない。
秋篠宮佳子さんも同じだが、彼女たちの人生を徒にもてあそぶのではなく、必要なら皇室典範を改正して、彼女たちの人生の進路を指し示してあげるのが、政治家のやることではないのか。
私は、雅子さんが近い将来、愛娘・愛子さんのために何らかの行動を起こすのではないかと夢想している。
あの自由で、外交官として世界を駆けまわる日々を夢見ていた頃の自分に戻るのが叶わないなら、せめて娘には、彼女が考える夢にチャレンジしてもらいたい。
皇后である以上、政治への介入はできないし、すべきではない。だが、一人の母親として、自分に何ができるのか、それを模索しているのではないか。雅子さんの苦しい時期を支えてきた天皇と話し合っているのかもしれない。
私の初夢である。
(初公開日:2026年1月17日)

