引退を“キャリアの再設計”ととらえる

私の父は昔、こんなことを言っていました。「7年ごとに方向を変えないと飽きてしまうよ。そうしないと、自分の持っているものを世界に与えられなくなる」

私はその“7年ルール”を厳密に守ってきたわけではありませんが、仕事の方向性を何度か大きく変えたことで、思いもよらなかったような創造性を発揮し、周囲と分かち合えるチャンスに恵まれました。

引退によって価値ある知識や経験が失われること、人間が本来、意味のある人生を生きたいという願いを持っていることを考えると、もっと早いうちから仕事を意味あるものにしていく必要があるのではないでしょうか。いくつになっても仕事が刺激的で、かつ柔軟に対応できるものなら、もう辞めたいとは思わないかもしれません。