愛着の土台は、子供の頃の親との関係で決まる

「人の顔色ばかり気にしてしまう……」や反対に「人と関わるのが煩わしい」と感じることはありませんか?

藤本梨恵子『なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣』(明日香出版社)
藤本梨恵子『なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣』(明日香出版社)

このように人との関わりに過敏だったり、壁を作ってしまう原因の1つに愛着が関係します。

子供は親を自分を守ってくれる存在=「安全基地」と感じ、そこから離れ、新たな出会いを経験したり、必要な知識や情報を手に入れ自分の世界を広げていきます。

新しい出会いや学びには不安が伴います。安定した安全基地を築いた人は、守ってくれる存在を感じ、「不安」になったらそこに戻ればいいと感じるため人や物事に積極的で、ストレスにも強いといわれています。安全基地がうまく機能しないと、不安を受けとめてくれる存在がいないので、消極的でストレスに弱くなります。

つまり、親子の愛着のパターンが、自分や対人関係に応用されていくのです。

次のように子供が安全を脅かされたと感じた場合、愛着が不安定になります。

①親から虐待やネグレクトを受けた
②死別や離婚で養育者が変わった
③親が情緒不安定で感情の起伏が激しい
④兄弟姉妹間で差別や無関心があった
⑤放任主義で構ってもらえなかった
⑥喜怒哀楽を表現すると叱られたり、禁じられた
⑦過保護に扱われながら、常に自分より親の意向が優先された

など本来子供が守られるべき時期にそれを失うと愛着の発達が止まってしまいます。

大人になってからでも愛着形成は遅くない

愛着形成はただ親が「子供の世話をした」と感じるだけではなく、子供が「親は無条件で自分を愛し、守ってくれる存在である」と感じるかどうかが重要です。

愛着形成は親とできなくても、祖父母や親類、近所の人などの間でも作れますが、近年核家族化が進み親の比重が増えています。

しかしその後の人生で出会う人とでも作れます。ただ大人になると絆を作る時間がかかることも多いので、幼児期に安定した愛着を作る方が望ましいでしょう。

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