電球1個でも社員が交換に行くことも

オノデンは社是として、「親切な電器店」を掲げている。これをつくったのは小野社長で、1995年に社長に就任したときだった。どういう意味なのか、小野社長に説明してもらった。

オノデンの会議室の壁に貼られている「経営理念」と「社是」。「親切な電器店」は社是として掲げられている
撮影=プレジデントオンライン編集部
オノデンの会議室の壁に貼られている「経営理念」と「社是」。「親切な電器店」は社是として掲げられている

「わかりやすく言うと、『電球を取り替えてほしい』というお客さんもいるわけです。そういうお客さんには、うちの店員がお客さんのところに届けて、取り付けのお手伝いをします」

そして、「昔の街の電器屋さんは、そういうことを普通にやっていました」とも付け加えた。家電量販店の存在しなかった時代には、電器製品は街の小さな電器屋で購入するものだった。電球ひとつでも届けてくれたし、顧客が高いところに上がれない年配者なら、ごく普通のように取り付けもやってくれた。