無神経な義母にイライラを隠せない妻
義実家での何気ない一言に、心をえぐられた――。世の妻たちには、多かれ少なかれそういった苦い記憶があるのではないでしょうか。とくに子育てに関する話題は、姑の経験や価値観が強く表れやすく、知らず知らずのうちに「否定」や「マウント」になってしまうことも少なくありません。
今回は、無神経な姑がよく口にする「子育てマウント発言」をピックアップ。実際に私が見聞きした、嫁たちの心が乱されたエピソードとともにご紹介します。
古い価値観の押し付けにウンザリ
子育てマウント①「3歳までは保育園に預けたらかわいそう」
まずは、かつて日本でささやかれていた「三歳児神話」を、姑が押し付けてくるケースです。
産休を終えたA子さん(30代)は、仕事復帰に伴い、保育園に預けることを姑に伝えました。すると、姑から返ってきたのは、こんな言葉。
「3歳まではお母さんが家で育てないとダメよ」
「そんなに早く預けたら、子どもがかわいそう!」
いまや時代遅れと化した「三歳児神話」を、そのまま嫁に当てつけた発言です。
「三歳児神話」とは、主に1960年代の高度経済成長期の頃に広まった考え方です。当時は、女性は結婚したら仕事を辞めて家庭に入り、専業主婦になることが一般的な時代。母親が育児の主な担い手とされていました。
こうした時代背景から、「子どもは3歳まで母親が家庭で育てないと、健全な成長ができない」といった価値観が生まれ、「三歳児神話」が語られるようになったのです。
モヤモヤしても姑に言い返せないツラさ
厚生労働省も「三歳児神話に合理的な根拠はない」としており、子育てにおいては、母親でなくても誰か安心できる家族などの大人が、愛情を持って関わることが重要とされています。
信頼できる保育園やシッターさんなどを利用して多様な大人や環境と触れ合うことも、子どもの社会性や心の安定に繋がるのです。
共働き世帯が増え、育児の選択肢が多様化している現代においても、姑世代の中にはいまだに「母親は家にいるべき」という価値観が根強く残っている場合があります。
姑から「私は子どもが3歳になるまで、ずっと家にいたわよ」と、今とは時代の違う自分の時の育児を“正解”として押し付けて来られたら……。内心、「共働きでやっと生活が回ってるのに」「私だって好きで預けるわけじゃないんですけど!」と、モヤモヤしても姑に向かってはっきり言えるわけでもなく、ストレスが溜まる一方です。
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