名前を覚えるためのとっておきの話題
直接名前を覚えるための雑談であれば、その人の名字や名前の由来を聞いてみるのがよい方法です。武士の末裔だったり、名前に込められた意味に意外性があったりと、相手の名前に興味を持つきっかけとなり、そのエピソードから名前を思い出せるようになります。
また、趣味や出身地をお互いに話すのも効果的です。出身地は同郷であれば一発で記憶に残りますし、そうでなくても、だいたいどの都道府県を言われたとしても何かしらのイメージは持てるはずです。北海道だったら「寒い中でおいしいものを食べて育ったのかな」、東京だったら「都会で育ったんだな」などと想像ができます。
名刺にオフィスの所在地が書いてあることも多いでしょう。その場合は「○○駅の近くにあるんですね」と場所について雑談をするのも出身地と同じ理由で効果があります。そこからおすすめのお店の話などに繋がっていけば雑談も膨らみ、トリガーが次々増えていきます。
記憶に定着させるためのアクション
雑談をしてトリガーを増やした後は、確実に長期記憶にするために定期的に復習をしましょう。
復習しやすい環境を作るのも大切です。雑談の内容や想像した同じ名前の有名人など、トリガーになる情報をメモに残しておきましょう。名刺に直接書くのがはばかれる場合は、付箋に書いて貼ったり、名刺管理アプリなどを使ったりするのがおすすめです。
また、定期的に名刺一覧を見直す習慣も作りましょう。毎月名刺フォルダを全部見返す日を決めてもよいですし、私は新たに名刺をもらって名刺フォルダに入れる際に今まで溜まっている分をまとめて見返すようにしています。
とくに覚えておきたい人がいる場合は、デスクなど毎日見る場所に名刺を置いておくのも効果的です。触れる回数が増えれば増えるほど記憶に残っていきます。

