さて、将来につながる副業が見つかれば、それがきっかけとなって起業することも夢ではない。しかし、あまりに忙しくなると体がもたない。
そのときにヒントになるのが、『結局「仕組み」を作った人が勝っている』だ。ここに登場する近藤勉さんは、広告代理店に勤務する傍ら、空港周辺にある民間駐車場の情報を集めたポータルサイトを立ち上げ、駐車場の混雑状況の情報を提供している。契約を結んでいる駐車場からの広告収入と、予約斡旋手数料で年商は軽く1000万円を超えるという。
私のフォーラムの参加者の中にも、趣味のテニスを活かしてアマチュアテニスのトーナメントを運営し、年収1000万円以上稼ぐ人や、大好きなラーメン屋を4店舗経営するサラリーマンもいる。彼らに共通することは、イキイキと働いていること。私は、多くのサラリーマンにも彼らのように元気になってもらいたいと願っている。
副業が禁止されている企業でも、交渉の余地はある。居酒屋などは向かないが、セミナー講師など、本業にも活きるようなことであれば大目にみてくれることもある。企業で働いた経験は、農業を始めるにしても、事業計画書の作成や、販路開拓に役立つ。自信をもってチャレンジしてほしい。