「出生率」と「平均寿命」から見えてくること

戦争による若者世代の大量喪失という新たな危機は、ロシアがそれ以前から長年抱えてきた、より根深い構造的な人口問題の上に、重くのしかかっています。

ロシアの人口問題は、今に始まったことではありません。

ソ連崩壊後の社会経済的な混乱期から続く低い出生率は、改善の兆しを見せず、2023年時点でも女性一人当たり1.4人と、人口を維持するために必要とされる水準を大きく下回っています。