窪田 良(くぼた・りょう)
1966年生まれ。アキュセラ代表取締役会長・社長兼CEOで、医師・医学博士。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学院に進学。緑内障の原因遺伝子「ミオシリン」を発見する。その後、臨床医として虎の門病院や慶應病院に勤務ののち、2000年には米国ワシントン大学眼科シニアフェローおよび助教授として勤務。02年にシアトルの自宅地下室にてアキュセラを創業。

今の仕事は「3つ目の部屋」

変なたとえですが、私の行動パターンは、流行りの「お掃除ロボット」ではないか、と思っています。あっちにぶつかり、こっちにぶつかりながら、「経験」という名のチリ(貶めていうわけではありません!)を思いっきり吸い込み、“部屋”がきれいになったら(=目標を達成したら)、今度は別の“部屋”を見つけ、移動していく。そんなイメージです。