毒キノコと判明したスギヒラタケ
2004(平成16)年に、秋田県を中心にスギヒラタケというキノコを食べて脳症になる事例が多発し、死亡者も出ました。最初のうちは被害者の多くが透析患者だったため、腎機能に障害のある人がスギヒラタケを食べると健康被害につながるのかもしれないと考えられました。
しかし、その後調べてみると、透析患者でない人でも脳症で亡くなっていた事例がわかりました。そのため現在では、スギヒラタケは食用に適さないキノコとして、食べないように注意喚起がされています。
この事例は、脳症がキノコによる中毒症状だとは思われなかったためにそれまで見過ごされてきたものが、透析患者という被害が現れやすい人たちに集団発生したため注目され、発見されたと考えられます。スギヒラタケは他の有名な毒キノコと違って、明らかに毒性の強い物質が含まれていません。そのため、「原因不明」という扱いになっていました。
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